えみゅう。さん の とある創作 について の 雑談から
ノイズは雑音で電波だから、この世界に入ってこれないはずなんだ。
始めて見る人だね ニンゲンじゃない って
ノイズは笑って、女の子の歌の心から生まれたっていうことを話すんだ
この世界に入ってから歌っていられる人は余程の心の綺麗で純粋な人じゃないと無理だって。
純粋ってことは一つの思い出に対して容量とか重みとか思い入れが凄いんだよね。
星屑は実をいうとその人の心の欠片で。
最初にほとんど思い出を無くしてしまって、その時点で抜け殻になるんだけど、
状態的には入った時点で夜空の星に吸い込まれて心の中の思い出のほとんどがなくなってしまう感じ。
空っぽの真っ白な星がキラキラ光り輝いて色とりどりに綺麗に見えるぐらいだと、
相当重くなってて、それが夜空に居られなくなって、星屑になって、この世界に落ちるんだって。
それを探し出して一つ一つ思い出してから星を空に返さないと自分が全部元に戻れないんだって。
だから、全部ある時点で帰ろうとすれば帰れるんだ。
撒いてからはダメっていうのは、
撒くとまた容量０の星が居るってことだから、
何か喋ったらそのことに関しての心がまた吸い取られちゃうんだ。
女の子は優しいから、世界と一緒に居たいと望んだ。
でも、ノイズは続ける。
ノイズは女の子から生まれる星屑にも成り切れない程の光を持った強い思い出なんだって。
それが雑音・電波になって、歌の中に含まれてたから生まれたって。
だから、心配しなくていいよ。僕は君。君は僕だって。
世界は一緒に居てくれる人を探してる。
一緒に思い出を作りたがって、歌を歌いたがってるんだって。
僕はずっとこの世界で生きていけるから、君は世界の為に何かできるんだって。
だから、星を空に撒いて、早く帰らなきゃって。
君の居場所はここじゃないって。もう一人の君である僕がずっと一緒に世界といるから。
また君が来たくなったら僕がいるから来れるようになるよって。
ずっとこの世界と繋がって居られるって。
それで、空に星を撒くんだ。笑顔で。
世界も女の子もノイズも笑顔で。
世界は生まれて始めて笑顔になった。
綺麗なだけな空っぽな世界に雑音が入って、初めてちゃんと世界になれた。
世界は別の世界として動き出した。中に吸い込まれた人達も幸せに暮らせる。
女の子は心の中で歌を歌いながら元の世界に戻るんだ。
そこで、好きな歌にこめられた思い出を思い出して、もう一度歌って終わり。
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